すだちの花でエッセンシャルオイルを作ってみた
すだちが満開だった少し前のお話。
我が家には、樹齢20年くらい経つすだちがあるのですが、
昨年は全然花が咲かず、実がならない年でした。
今年は咲きすぎたので、木が弱らないように蕾のうちにだいぶ取りました。
それでもお花はたくさん咲き、
満開の頃はと〜ってもいい匂い。
いい匂いを香水にしたい!と思ったのですが、
このご時世無水エタノールは手に入らず香水は諦めて、
エッセンシャルオイルを作ることにしました。
通常、エッセンシャルオイルは
・水蒸気蒸留法
・圧搾法
・有機溶剤抽出法
の3つの作り方のどれかで作られるそうです。
色々調べたのですが、専用の機器や材料が必要だったりで
なんだかどれも面倒くさそうで…笑
オイルにお花を入れて、湯煎→冷ますことで
オイルに香りをうつすという方法をとりました。
エッセンシャルオイルと呼べるのか謎ですが、
とにかくいい匂いのオイルを作ってみたかったんです!
今回は、油っぽい匂いが少ないグレープシードオイルを使用。
動画やサイトを色々みてもあまり情報が得られなかったので、
1時間くらい湯煎して、そのまま1日冷ましてみることに。
次の日、いい匂いになってるかな〜♪とワクワクしながら
ビンの蓋を開けた瞬間…
「くっさっ!!!」
想像していなかった臭いにやられました。
この臭いどっからきたん!?っていうくらい臭い。
今まで嗅いだことのない青臭さでした。
あんなにいい匂いやったのに…と失敗にしょんぼり。
蕚も入れたから青臭くなったんかなぁ?と思い、
今度はがくを取り除いて、同じ要領で少量作ってみました。
今度こそ!と思い、リベンジオイルのビンの蓋を開けると…
やっぱり臭い!
なんなら、お花の匂いが弱まっていました。
すだちのお花たくさん使ったのになぁ…
もったいないことしてしもたなぁ…
諦めきれず、しばらく時間を置いたものをみてみると、
なんだか水分が分離してビンの底に溜まっている。
もう一度(勇気を出して)ビンの蓋を開けて匂いを嗅いでみると
「あれ?何かちょっと青臭さがなくなってる…?」
もしかしたら水に溶けた成分が臭くて、
オイルに溶けたのはいい匂いかもしれない!と思い、
溜まっていた水分を取り除きました。
(↑このあたり、詳しい方がいらっしゃったら教えて欲しいです!)
取り除いた水分は、やはりとてつもなく青臭く、
オイルはお花そのもののいい匂い、とまではいきませんでしたが
なかなかいい匂いの仕上がりになりました!
現在、このオイルを使って石鹸を製作中(熟成の段階)なので、
完成したら石鹸づくりのことも書いてみます。
あと2週間くらいで完成する予定。